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スウィッシュのドライブベルト、プーリー、スライドピース交換

シグナス3型が個人売買で売れてしまったため、慌てて購入したスウィッシュですが、正直シグナスの方が自分には好みの乗り味でした。

購入時3,000キロ台だったのですが、当初より駆動系の違和感を感じていましたが、今回6,000キロを超えた段階でどうも加速した際にベルトの振れを感じるので、ドライブベルト、プーリー、スライドピースを交換することとします。

ドライブベルトはKN規格のものを選択

プーリーは、ADVANCEPro アドバンスプロ 超樹脂 ウエイトローラー

スライドピースはK-PIT ケーピット K・PIT スライダーセットを選択しました。

選択したといっても、スウィッシュは人気のないマイナー車なのであんまりパーツの幅が広くありません。

すべて、webikeで購入しました。

では実際に交換していきます。

まずは、クランクケースを外していきます。
エアクリーナー吸気口のねじを緩めて今回はホースを外して行いました。

クランクケースのねじは数本長さの違うものがあるので、抜いた順にマグネットトレーに並べて分からなくならないようにしました。

クランクケースは神のガスケットが挟み込まれています。
初回外すときはこちらが固着して外れにくい場合があります。

またこの紙のガスケットは、すぐに破れてしまうので、事前に購入しておくとよいかもしれません。
型番を控えてえいたのですが、忘れてしまいました。

スズキのネットのパーツ検索で出てくると思います。
ケースが外れにくい場合はゴムハンマーなどでケースを軽くたたいていくと外れてきます。
あと、2か所位置決めのピンがあるので、こちらも無くさないように気を付けてください。

さてクランクケーズが無事外れたら、プーリーたちのねじを緩めていきます。
このねじが一番固いので外すのにてこずります。

インパクトで緩めてもいいのですが、今回は工具を使って緩めてみました。
シザース何とかという、固定道具をクラッチ側に引っかかるように固定して、長めのスピンナーハンドルで緩めました。
ネジのサイズは17のソケットで外せます。
車のタイヤのねじ用ソケットが17でしたのでそちらを使いました。

クラッチ側は、センタースタンドに引っ掛けて、また車体が揺れないように抑えながら外しました。

結構ケースの中はベルトカスなのか黒い粉があちこちにこびりついていたので、それぞれパーツクリーナーで清掃しました。
ケース内のシャフトの根元はゴム製のパッキンになっているので、こちらにはパーツクリーナーがかからないように、キッチンペーパーなどに先に吹き付けて吹き洗いしました。ゴム部分にはなるべく溶剤がかからないように注意しました。

汚れが残っていますが、パーツクリーナーの残量が少ないためこのくらいで良しとしておきます。
シャフトの回転部分に軽くモリブデングリスを塗りましたが、これがいいのかどうかわかりません。

こっちはクラッチですね。
今回は清掃のみでこちらは分解しません。
クラッチアウターの方は、かなり汚れていたのでパーツクリーナーで落としました。

プーリーとクラッチを外す際は、ナットやワッシャーの順序を忘れないようにとった方向のまま、順番に表裏も変わらないように並べておきました。
特にワッシャーはテーパータイプで表裏があるので気を付けてください。

プーリーを外したら、中のウェイトローラーとスライドピースを交換します。
パーツクリーナーで清掃したうえで軽くローラーグリスを塗りました。

プーリーを組み付けたら、クラッチにベルトをかましてリア側にはめます。
この際にクラッチを広げてベルトを落とし込み、前側にたわみを作ります。
そうしないと、プーリフェイスを組み付ける際に奥まで入らずねじをなめてしまうことがあるからです。
こうなると被害甚大で取り返しがつかないので、しっかりと気を付けてください。

また今回のウェイトローラーは向きのないタイプですが、一般的には向きがあるものが多いので取り付け時に気を付ける必要があります。

同様に、ベルトも進行方向が書いてあることが多いので、向きを間違えないように組みます。
ベルトの当たるフェイス面は油などがつくとスリップの原因となるのでしっかりと脱脂してください。

組付け後です。
このまま、エンジンをかけてベルトがきちんと回るか確認します。

手や他の物を巻き込まないよう気を付けてください。

うまく回れば、クランクケースに紙ガスケットと、ノックピンをうまく取り付けて、外したエアクリホースに再度繋いで、ねじ止めしていきます。

クランクケーズのネジ締めはなるべく対角線上に締めるのが良いらしいです。

書き忘れましたが、プーリとクラッチの17のねじは締め付けトルク5.5Nで締め付けています。
こちらもシザース何とかで固定した状態で、トルクレンチを使って締めました。

工具は結構アストロプロダクツのものをたくさん利用させてもらっています。
基本的に値段が手ごろで買いやすいです。

広島ではナップスとアストロプロダクツがマリナホップに一緒にあるので、大体ここに行けば工具はそろうかな。

最後に試乗をして問題ないことを確認して終了です。

まだそんなに距離を走っていないのでわからないけど、変なベルトの挙動は今のところ感じられないように思います。

作業しながら写真を撮ったのですがなかなか写真を撮るのがおっくうであまり枚数が取れませんでした。
こういう時の写真用として、アウトドア系のカメラかアクションカメラがあれば便利ですね。

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