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【草刈り】マキロンMK-125フレールモア ホンダUMK-435 オーレック HR662 ハンマーナイフモア

草刈りの季節がようやく終わりを告げました。

今年は体調を大きく崩したため、体力勝負では草刈りを行うことができませんでした。

1日良く動けて、2時間から3時間程度の中でかなりの面積を借る必要があるため、ほぼ今年は無理かと、外部依頼で全部やるしかないかと考えていました。

しかしですね、トラクターにつけるタイプのフレールモアで手の届く価格帯のものがあるということを知りました。

【マキロンmk-125 レビュー イセキトラクターZ-15 レビュー】

それがマキロンMK-125をはじめとするフレールモアシリーズです。

価格帯は24万円あたりから設定されています。これらに別に送料等が必要になります。

当初、乗用タイプのロータリー式草刈り機を考えていたのですが、最上位機種で120万円程度かかってしまう、馬力はかなりあるけれど、中古トラクターとフレールモアのセットのほうが安く買えるということもあり、今回はこれを導入することにしました。

ちなみに当初検討していた乗用草刈り機は

アテックス

築水キャニコム

オーレック

です。

トラクターとマキロンフレールモアのセットを実際に使ってみて良い点悪い点など、やはりありましたのでそれらも含めて書いていきたいと思います。

まずはトラクター本体より紹介していきたいと思います。

今回購入したのが、イセキ トラクター Z-15 という最廉価版のトラクター(中古)です。

こちらが稼働時間約40時間弱というほとんど使っていないものになります。

トラクターとフレールモアのセットを実はMK-125の販売元であるマキロンさんでも安く取り扱っているのですが、購入後のメンテナンスのことも考えて地元の中古農機具屋「あぐり屋広島店」にて購入することにしました。

あぐり屋広島店産のほうへマキロンMk-125を輸送してもらい取り付けまで行っていただきました。

フレールモア自体が約160キロぐらいあるので、個人では重機やフォークリフトなどがないとなかなか荷降ろし等が難しいかと思います。

ここで早速問題が発生しました。

マキロンのほうで、2点リンクのトラクター用の3点リンク変換キットが用意されているのですがZ-15についてはそのキットが使えないということで、イセキ純正の3点リンクキットを別に注文しなくてはならなくなりました。

これがかなり高くて10万越えでした…

実はこの時、ヤフーオークションにイセキ純正の2点リンクにそのまま取り付け可能なフレールモアが出品されていました。

本当のことを言うとこのイセキ純正のフレールモアFMZ12、これを買ったほうが良かったと思います。

金額的にも3点リンクを入れた金額だと買える値段でした。

なぜこちらのほうが良かったかという理由は後程です。

結局、業者に確認したところすでにマキロンMK-125が発注済みであったために、こちらのFMZ12の購入は見送りました。

マキロンMK-125は、水平機構などは死にましたが、3点リンクを使って問題なくつけることができたようです。

【イセキトラクター Z-15】

トラクターのほうは、Z-15、ヤフオクなどに使用時間短時間のものが良く出ているおり、なんでだろうと思っていたのですが、理由がわかりました。

実際に納品されて、最初に使ってみて思ったのが馬力がないことと、片ブレーキをかける際に左足でロックを外さないといけない機構になっているのですが、これがものすごく鬱陶しい…とにかく使いにくくて困りました。

最終的にはほとんど片ブレーキを使わなくなりました。

そして馬力がないため、フレールモアを引く際に少し草が密集していたり、丈が伸びた草を刈ろうとするとすぐにエンジンが止まりそうになります。

自分の家の田んぼはあぜ道等が小さく、大きなトラクターを入れることができないのでサイズ的にはこのくらいが助かるのですが、馬力はもう少しあったほうが良いと思います。

マキロンのMK-125は15馬力から対応設定で、ちょうどこのZ-15も15馬力なのですが、エンジン自体の排気量が約700㏄とかなり小さいエンジンになっています。

例えばトラQシリーズのトラクターは同じ15馬力でも他の機種は1100㏄位ともう少し大きいエンジンが載っています。

正直Z-15は非力と言わざる負えないです。

しかし、膝丈くらいまでの密集していない草であれば、そこまで負担なく刈ってくれるので、草が伸び切ってしまう前にこまめに刈っていくのがこのトラクターでマキロンフレールモアを使うコツかと思います。

この非力さゆえに、Z-15の場合はイセキ純正のフレールモアFMZ12をお勧めします。

FMZ12は、フレールモアの後ろに尾輪がついており補助してくれることと、この尾輪の高さを変えることにより刈り高さをそこそこ上げることができるからです。

草が茂っているところなどは高くして抵抗が少ない状態で一回軽くすいてから再度引けばかなり楽に行けるのではないかと思います。

【マキロンMK-125】

一方マキロンMK-125は、後部がローラータイプのフレールモアでローラーの重さで買った後を転圧していきます。

この機構のおかげで、高さは3段階に変えることはできるのですが、大きく刈り高さを上げることはできません。

自分は最初から高刈りを考えていたので、一番浮く位置にセットしてくれるように頼んだのですが、それでも実際に引いてみると、少しでこぼこした場所では地面にまで接触してしまいます。

マキロンMK-125は設定回転数として、トラクターのエンジン回転数が2000~2400回転でPTOが1速ということで、モアの軸自体の回転数があまり高くまで回す設定ではないようです。

イセキ純正のフレールモアではPTO2速で回すようなので、かなり回転は違うのではないかと思います。

これらが相まって、あんまり馬力のないトラクターでマキロンMK-125を使う場合は、ジャングル状態、カヤ、チカラシバなどが茂った場所では、全然刈ることができませんでした。

すぐにエンジンが止まってしまうので、断念しました。

この場所は後述するホンダの4st草刈り機「UMK-435」とヤンマーの2st草刈り機で刈りはらいました。

今回一番体に堪えたのはこの草刈り作業でした。体調不良のため、何度もめまいで倒れそうになりながらちまちま刈りました。

そう考えるとトラクターでの草刈り自体はうまく動けば、体の負担は一番楽でした。

いったん草刈り機で刈った草を再度トラクターで粉砕しようと引いた際にもやはり何度も止まりそうになったりするので、正直この部分はがっかりです。

大きなトラクターで、ニプロや他の大手メーカーのフレールモアを使ったほうが良いのかもしれません。うちのように小さなトラクターしか入れないような場所でなければ。

ただ、大きなトラクターで引けば、マキロンのフレールモアも、いくつか動画がYoutubeに上がっていますが、それなりにこなしているので、そこそこ普通に刈れるのではないかと思います。

マキロンの一番のアドバンテージは値段ですね。

また、メーカーの対応が良いようで、購入を検討されている方は事前にいろいろ相談されてみてもよいのではないでしょうか?

マキロンMK-125は使用後約50時間後とくらいに各所にグリスアップをしてやる必要があります。

本体のほうには差しやすい場所に、グリスニップルがついているので、簡単に差すことができます。

一方ドライブシャフトのほうは、差す位置が難しいのでいちいち外してから差すほうが簡単です。

でもこのドライブシャフトの抜き差しが結構手間で、くたびれました。

メンテナンスは基本このグリスアップと使用後の洗浄なのでそれほど難しいことはありません。

ドライブベルトのテンションも調整可能のようですが、あんまりいじることはなさそうです。

あと、注意事項としては通常のロータリーのように、田んぼの突き当りで、回転する際にPTOを回したまま上げて展開するということが禁止されています。

付属のドライブシャフトの可動域の問題なのか、後部機器を上げる際には必ずPTOを切ってドライブシャフトが回転していない状態で、行う必要があります。

狭い田んぼだとこれが結構手間で面倒でした。

イセキの小さいトラクターはPTOの切り替えが手元ではなく足元についていることが多いようなのですが、切り替えの際にいちいちしゃがみ込んでレバーを操作するのが結構だるいですね。

あとは、草を刈るスピードですが、乗用草刈り機のほうが確実に早いです。

また最近は乗用草刈り機も馬力アップして24馬力とかもあるようなので、もしかするとうちのように草ぼうぼうになる前であれば、乗用草刈り機をこまめにかける方が、てきぱき草が刈れるかもしれません。

トラクターでのフレールモア草刈りで一番いい点は、のんびり体に負担少なくできるという点でしょうか?

ひさし付きのトラクターなどであれば日差しも避けれてより快適です。

うまく引けさえすればこれが一番楽でした。

今年のような体調不良時では、トラクターでやるのが無理なくて良いです。

あとはトラクターでやるとそこそこ燃費が良いので、そこまで燃料を補給しなくても結構な広さを刈ることができました。

あとは、刈った後の草が自然の防草シートみたいな感じになって、そのあとあんまり次の草が生えてきにくかったので、これは良かったです。

もしかするとハンマーナイフでも同様かもしれませんが、ハンマーナイフは押して歩くのや回転する際に力がいるのが今年は体に堪えて、しんどすぎました。

そういう意味ではトラクター草刈りは、万々歳でした。

実際の必要馬力やフレールモアの仕様にとかは草の生え具合や土地の状況など、使ってみないとわからない部分もあったので今回は失敗したなと思う部分もありますが、正しい条件の選択をしていれば、トラクター草刈りは一番良いと思います。

あとは最近の最新の乗用草刈り機がどのくらいの密集した草間で刈れるのかどうかが分からないので、判断つかない部分ですね。

もし、かなりの密集した草でも刈れるのであれば、トラクター草刈りよりも効率的には乗用草刈りのほうが良いかもしれません。

あとはお値段の問題と。

中古トラクターの古いものでも良ければマキロンのフレールモアセットで、乗用草刈り機の半額程度でも購入できます。

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